2023/07/04
本工事は、八女市黒木町笠原(笹ノ原地区)、花宗用水の既存サイフォン管(ヒューム管 直径500㎜)の老朽化に伴う管更生工事です。
管更生工法は、アルファライナー工法にて施工しました。
アルファライナー工法とは、更生材(アルファライナー)を既設管に引き込み挿入し、空気圧で拡径することにより、既設管内壁に押圧したまま光照射し、樹脂を硬化させ、古い管を新しい管へ生まれ変わらせる工法です。
今回の工事は、左岸側「立坑2ケ所(立坑1,2)設置・管更生工延長65m」、右岸側「立坑2ケ所(立坑3,4)設置・管更生延長93m」を行いました。
①立坑掘削状況(既存ヒューム管の折れ点部分を掘る)
バックホウにて掘削しながらライナープレート(径φ2000㎜)を設置し、既存ヒューム管より下部は、人力にて掘削します。
②立坑掘削完了後、ヒューム管を切断する
ライナープレートによる立坑完了後、既存ヒューム管を切断し、
既設管内清掃後、管内の調査確認の為「TVカメラ調査」を行います。
調査により、管径及び延長を確認します。
③ 管更生材 アルファライナー(筒の形状で少し柔らかい材質)
④アルファライナーをヒューム管に入れる
既設ヒューム管内にアルファライナーを引き込み、挿入します。
⑤ 圧縮空気によりヒューム管に張りつける
コンプレッサーによる圧縮空気で、アラファライナーを拡径します。
⑥UVライト6連(光を発生させる装置)
⑦UVライトをアルファライナーの中に入れる
⑧UVライト点灯状況(光により硬化させる)
既存ヒューム管に引き入れた光照射装置(UVライト6連)を走行させ、アルファライナーに光(紫外線)を照射して硬化させます。
⑨管更生完了状況(管内部)
硬化後、アルファライナー内のインナーフィルムを除去します。
写真は、除去後完成した管内部の写真です。
⑩管継手投入状況(2つのヒューム管をつなぐ)
⑪管継手接続状況
⑫管継手接続完了
管更生完了後、特別に注文した継手塩ビ管(径φ500㎜ HP-VU)を接続します。
⑬管更生前(既存ヒューム管内部)
アルファライナー工法施工前の管内部写真です。
⑭管更生後(アルファライナー工法施工後の管内部)
アルファライナー工法施工後の管内部写真です
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